No.26 | 蒸気タービンカー | 2003.12.29.掲載 |
蒸気タービンによる模型自動車です。ボイラーで発生させた水蒸気を羽根車に吹き付けるという、もっとも単純な方式です。
タービンの回転数は20〜30Hzですが、24枚のタービン翼のため、風切り音は数百ヘルツとなり、F1のエンジン音のような心地よい音程が聞こえます。 燃料はメタノールを使用しています。 ←クリックで大判写真
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メタノール燃焼皿の上にライターガスボンベの空き缶をのせた単純なボイラーです。缶の上部へも炎が吹き上がるので、缶中央の安全弁は銀ロウ付けしました。
ロウ付け等加工なしのボイラー =>>えんぴつで安全弁
燃焼室内のパイプはボイラーから出た蒸気を再加熱するためのパイプです。このパイプを通った水蒸気がタービンノズルに向かいます。 |
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タービン(直径50mm)は真鍮板(厚さ0.5mm)を円に切り、はさみで適当に切り込みを入れたものです。いい加減な間隔でしたが、24枚になりました。そのあと、小さなペンチで各翼の形を調整しました。
ノズルとして0.8mm径の吹き出し穴をあけた真鍮棒を使いました。軸は2mm径ステンレス棒、軸受けにミニ四駆のボールベアリングを2個使いました。 ノズルから噴出した水蒸気の流れの方向がタービン翼で変えられる様子が、見た目と手に当たる風で確かめられます。やけどをするような高温の風ではないので大丈夫です。 |
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軸にはめた釣り用ゴム管と直径50mmのプーリー兼タイヤで減速しています。
前後輪とも軸は2mm径ステンレス棒です。 |
☆2004年1月18日「第1回外燃カーコンテスト」に出走しました。
☆ピストン式の製作例はこちら: |