No.43 新ヘロンタービン 2007.1.20.掲載

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試験管でヘロンタービン
ヘロンの熱機関は世界最古の熱機関(紀元前150年ころ)であり、元祖蒸気タービン(反動タービン)です。No.8 空ボンベによるヘロンタービンより簡単に、試験管を使って行います。

材料 

試験管・・・・口径18mm、長さ115〜135mmのパイレックス試験管
ゴム栓・・・・シリコン栓 No.2
アルミ管・・・径3mmのアルミパイプを使いました。
アルミアングル・・・ヘロンタービンをぶら下げる軸受けとして使います。
           アルミパイプの先端をつぶしたものなども軽くて使いやすいです。
針金とガラスビーズ・・・太さ0.5mmていどの針金(エナメル線など)と
               それが通るガラスビーズまたはワッシャーを用意します。

作り方

1.シリコン栓に穴を明け、2本のアルミパイプを通します。

2.アルミパイプを曲げてノズルの形をつくります。ペンチで持つ位置を少しずつ変えてながら曲げるのがコツです。

3.アルミバイプを針金で8の字に巻き、中心でネジって縛ります。なるべく、針金が中心から出るようにします。

4.針金(の一本)に軸受けの板を通し、ガラスビーズを通してから、抜けないように針金に「たんこぶ」を作ります。

 

ヘロンタービンを回そう

1.試験管には沸騰石を入れます。

2.水を試験管に3分の1ほど入れます。

3.ゴム栓をしっかりはめて、試験管の中心線に針金が通るように直します。

4.バーナーの上にぶらさげ、沸騰させます。

 

注意
お湯がまわりに飛び散ることがあるので注意します。
試験管の上の方まで熱くなるので火傷に注意します。
空焚きすると試験管が高温になります。水がなくなりそうになったら、少し冷ましてから水を補給して下さい。
ゴム栓や試験管の種類によってはゴム栓が抜けやすいことがあると思います。その時はアルミテープ等をはって防止します。

おまけ情報
ペンチ等でアルミパイプの先をつぶし、細いノズルに調節すると、より高速な回転が得られます。
はんだ付けを使った空き缶ヘロンタービン No.8 ヘロンエンジン 
ピストン式の蒸気機関による模型自動車については、No.14 スチームエンジン
空き缶ボイラーによる蒸気タービンカー No.26 蒸気タービンカー
外燃カーコンテスト」 土浦工業高校理科研究部 

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