No.22 熱音響発電
2003.2.19.掲載    

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試験管熱音響スターリングでLEDの点灯に成功

2003年1月20日

ガラス試験管を共鳴管、スチールウール(ボンスターNo.2)を再生熱交換器として、小さな熱音響エンジンが出来ることを確かめました。→No.19「試験管で熱音響エンジン

 No.20「熱音響カー」の紙コップの底のブラシのかわりに、圧電スピーカー(クリスタルイヤホンからはずしたもの)を貼り付けました。圧電スピーカーにはLED(発光ダイオード)を直接ハンダ付けしました。

初めはLED1個をつなぎましたが、思うように連続点灯しません。変形によって発生した電荷が素子の表面に残ることが悪いのではないか、と考え、2本のダイオードを逆向きに並列接続すると、2個とも連続点灯しました。

 

紙コップ・クリスタル発電機は使える!

熱音響のために考えたコップ+圧電スピーカーですが、その他にも何かに使えそうです。

音から電流へのエネルギー変換の例はマイクロフォンですが、電磁誘導を使ったものやコンデンサマイクロフォンは出力が乏しく、LED等に出力するには増幅器と電源が必要でした。この紙コップ+圧電素子のマイクは無電源で、音声によってLEDを点灯させられます。

 

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