No.39 | スターリング・トコトコ Marble Stirling Walker | 2005.12.31.掲載 |
歩き出しました! スターリング・トコトコ 熱源は少量の固形燃料です。点火すると、ビー玉入りの試験管が左右に揺れ出し、一緒に胴体も揺れます。揺れながらトコトコと歩いて前進します。揺れることで前進する、トコトコ式スターリングカーの誕生です。
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往復運動をそのまま利用 右はよく知られているビー玉スターリングエンジン。100円均一のブックスタンド、コーヒーサイホン用のアルコールランプ、目玉クリップなどで構成すると、低価格でセットができます。 このシーソー運動を回転運動に変えるのではなく、往復運動をそのまま直接利用しようとしました。 |
エンジン
まず、胴体と直角に配置するため、コンパクトになるよう注射器を斜めに置きました。
トコトコ足のしくみ
足裏のカーブは軸より後方の点を中心に描いた円にそっています。両足が前後にブラブラと自由に動きますが、動ける角度はピンのストッパで制限されます。胴体が傾いて足が床から持ち上がると、足自体の重みで前に振り出されます。
なぜトコトコ前進できるかについては
No.29 ウィンド・トコトコ
もごらん下さい。
組み立て図
はみだし情報
* ビー玉エンジンではビー玉のころがりがフライホィールと同様の効果を持ちます。それは、時間の遅れを作り出すことと、一時的に運動エネルギーを蓄えることです。トコトコの場合は左右にゆれる胴体の慣性も同じはたらきをします。
* トコトコの前進力は足裏の接地点より前に重力がかかり、前のめりに倒れる力です。ですから、床面に足が押しつけられる力を増やすほど前進力は強くなります。つまり、前進力が足りない時は胴体に重りを入れるという方法もあります。そのかわり左右に揺らすための力が必要です。