No.29 | ウィンド・トコトコ | 2004.7.23.掲載 |
トコトコ歩行で、風をさかのぼる 前代未聞のウィンドカー誕生です。扇風機の風や自然の風を当てると、風に向かって羽根を左右に振りながら、風に向かってトコトコと前進します。
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振動翼が動力 翼は迎角を切り換えることで揚力によって振動します。この部分はNo28振動翼ウィンドシップと同じ仕掛けです。 では、前進させる力はどこから生まれるのでしょうか? トコトコによって前進 実はトコトコと歩くとき足にかかる重力が結果として車を前進させます。よく見かけるヒューマノイドロボットよりも、ある面では私達の歩行に近い巧妙な歩き方なのです。 |
トコトコの秘密 右図はウィンド・トコトコの足です。足の底のカーブは円を描いています。接地点の真上にはその円の中心がありますが、足の軸はそれより前に設けます。軸に重みをかけると、軸は前方に一定の力で押されます。 反対側の足が前方に振り出される必要があります。トコトコの場合、ヒザを曲げるのではなく、身体が傾き、軸が持ち上がった側の足が自重で前に振り出されます。
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各部の材料
おまけ情報
☆くわしい図 もう少しくわしい図面を今後掲載しようと思います。
☆「大人の科学マガジンvol.05」(2004年7月21日、学習研究社)にこの工作の製作記事を掲載しました。部品表や製作用の図面を見ることができます。
☆「第10回流れと遊ぶアイデアコンテスト」(2004年8月22日 日本科学未来館)において、このウィンドトコトコを走らせました。その結果、「10回記念グランドチャンピオン」を受賞しました。