No.17凹面鏡   2001.12.28.掲載

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ミニ凹面鏡

アルミ缶の底は球面に近い凹面ですね。凹面鏡が出来るかなと思って、台所の金属磨き「ピカール」(右)で磨いてみました。

写真の左側が磨く前。ピカールを付け付け20分ていど磨くと写真のようにきれいな凹面鏡になります。

目に近付けると、毛穴の一つ一つが鮮明に拡大されて見えます。太陽の光を集めて、黒い紙に火をつけることも出来ます。

左はキャンプ用ボンベの底を磨いた凹面鏡。めっき材の合金?が磨きにくいですが、何とか曇った鏡になりました。右のアルミ缶のものに比べて大きい。

曇っていても太陽熱を集める目的には十分で、黒画用紙に火を付けるのは余裕でできます。

太陽の光を反射させて、低温度差型スターリングエンジンを何とか動かすことが出来ました。

 

大きな集光器を作りたい

右は雨傘の裏側にアルミホイルを貼った集光装置です。目玉焼きぐらいは出来そうですが、 最終目標は太陽光を利用したスターリングエンジン発電装置です。

雨傘の内面が方物面でないのは明らかですが、球面ともほど遠い、さらにアルミの凸凹で光が散乱して、集光がボヤけてしまいます。

何とか大きく、正確な方物面の凹面鏡が作れないだろうか。

 

レコードプレーヤーでパラボラを

水を汲んだ水槽をグルグル回転させると、水面が正確な回転放物面になることは知られています。これを利用しようというのが右の実験です。

シャーレーに、硬化剤を混ぜた不飽和ポリエステル樹脂を入れて、レコードターンテーブルに載せて回転させたまま、一晩置きました。

見事回転放物面にはなりました。しかし、鏡にするためのメッキ法で悩んでしまいました。銀鏡反応で銀メッキをすると、美しい鏡は内側に出来ますから、凸面鏡になってしまいます。

そこでシャーレーに水銀を入れ、その上に樹脂を流すなどの案が出ています。しかし、大量の水銀は取り扱いたくないし、…。

CDで集光器を

小さな平面鏡を多数配置して、集光する方法もあります。

不用CDを反射板として使いそれを並べて集光する企画もスタートしています。

そのために、角度を変えられるCDマウント(右の写真)を量産しています。

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