No.9 紙コップ・ロケット  
2000.4.12.掲載 '97年〜実施 物理・熱

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穴にライターの火をつけると、紙コップが飛び出し、勢いよく天井にぶつかります。燃料が燃えて、気体と熱が発生します。高温気体は内部の圧力を増加させ、紙コップを飛ばす仕事をします。
この紙コップ・ロケットはガソリンエンジンやディーゼルエンジン、ジェットエンジン、ロケットエンジン等と同じ、「内燃機関」です。

この実験は以前から行われていますが、このごろ、肩が丸くカーブしている缶(350ml)が出ていて、実にちょうど良い具合です。紙コップをしっかりと嵌めやすく、よく飛びます。

作り方
1.フタ部分をきれいに取る

(1)コンクリートに逆さに立てて擦る。もちろん紙ヤスリでも良い。

 

(2)やがて、右の写真のようにアルミのモールがはげて、層が見える。


(3)そうなったら、穴にペンチを差し込み、引っぱると、フタが取れる。この方法は、缶切りのギザギザが出来きない。

2.点火口

缶の側面、下の方に直径5mm程度の点火用の穴を開ける。

 

 

実験のしかた

1.メチルアルコールをティッシュにつけて、缶の内側を濡らす。

2.紙コップをかぶせて、穴に火を近づける。このとき、コップが飛ばず穴から熱気が吹き出すことがあるので、ライターは写真のように斜めに構える。

紙コップをはめる強さでコップが上がる高さが変わります。
天井に勢い良くぶつかる事もあるので、蛍光灯の位置に気をつけましょう。
点火する前に濡れ雑巾を必ず、用意しよう。紙コップが飛び出した後、もし余ったアルコールが燃えていたら、缶を雑巾で押さえて、消火します。

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