kobysh RCはばたき飛行機
Asat-3(1993年3月) RCはばたき飛行機が飛ぶ !!
左写真のようなクランク機構で羽ばたきをさせるので、強度を考え、固定翼を複葉にして短くしました。 重量や大きさ、翼のストローク量などから、計算すると、少なくとも3Hz以上ではばたく必要がある、と踏みました。 |
ギア比は40:1〜50:1程度になります。教材用の手回し発電機「ゼネコン」を使いました。 十分な推進力を得るためには,はばたき翼の弾性が鍵になります。羽ばたき翼の打ち上げ時と打ち降ろし時とで翼の迎角が変化して推進力が発生します。 |
飛行中は前から風が当たります。その仰角変化量の大きさは、低速飛行では大きく、速度が上がるにつれて小さいことが必要です。 翼のねじれ弾性などを上手く設定して,ちょうど良い仰角変化量になるように設計する必要があります。 もう一つは、打ち上げ、打ち下ろしの引き返し点ではたらく慣性力の問題があります。これに逆らって引き返させるために、動力がエネルギーを消耗して、素早く羽ばたくことが出来なくなります。 |
最終的には、なるべく軽量に作ることと、羽ばたき翼の中央にピアノ線を入れて、翼のねじれによる弾性エネルギーの大部分をピアノ線に集中して蓄える方式にしました。 引き返し点でねじれ弾性のエネルギーが開放され,それが慣性カの打ち消しに利用されます。 |
RCはばたき飛行機を初めて操縦 !!
撮影は桜川河川敷。良い風があまり吹きません。河川敷の広さもせまく、いつも川へはみだして飛ばしていました。2回ほど桜川に落ちました。
Asat−3はその後、ギア比とニッカド容量を変更して、無風の平地で1分30秒ほど飛行するようになりました。
飛行時間 | 30秒 | 主翼面荷重 | 10.9[g/dm2] |
全幅 | 170[cm] | モーター | RK370 |
全長 | 74[cm] | ギヤ比 | 49:1 |
固定主翼面積 | 10×2[dm2] | 電源電圧 | 7.2V |
はばたき翼面積 | 9.5×2[dm2] | ニッカド容量 | 120mAh |
アスペクト比 | 7.4 | はばたき振動数 | 4Hz |
質量 | 425[g] | RC装置 | Amp+2ch |