The 10th Stirling Techno-Rally

第10回スターリングテクノラリー

2006.11.18.日本工業大学

RCクラス優勝&4位、クーラークラス優勝、アイデア賞銀賞を受賞

 

私たちの作品 our works      

RCクラス

RCクラスではバーナー、燃料だけでなく、コントロールのため受信機や電池、サーボモーターなどの積荷の重さが加わります。

左は4位の車。長さ30cmの小さな車ですが、車体はもちろん自作バーナーやボンベを極力軽量にして、またサーボも操舵用の1つだけにしています。

RCクラスの走路はタイル張りの通路を使用します。はば1cmほどのタイルの目地の凹みが連続するのでそれが大きな走行抵抗となります。このような走路を走り続けるには減速比と大きな車輪が重要です。

左は優勝の車。凸凹の衝撃を弱めるためにゴム巻きの大きなタイヤを使っています。円盤式の変速装置で減速比をコントロールします。

ノーマルクラス

試験管の内壁にステンレス金網による熱再生器を入れているのが特徴の軽量な車。小さな自作バーナーを搭載しており、タンクはライターのもの。

昨年の車を修理、調整しての出場ですが、惜しくも8位。

直線では非常に速いのだが、カーブで前輪の横ずれ摩擦のために減速・停止してしまいます。直前にタイヤに巻いたスポンジが仇となりました。今回ノーマルコースは4回のカーブがあります。

写真では取り外されていますが、ターボ式ライター2個を加熱源として積んで走りました。

スターリングテクノラリー初のSEEV。コーヒー缶の中に小さな2ピストンエンジンと発電器を入れました。発電した電流で車体のモーターを回して進みます。

空気入れで加圧することができるので、内部圧力にほぼ比例して出力を増やすことができます。アイデア賞銀賞を受賞。

NoBB型の車。作者の第1号スターリングエンジンカーです。口径18mm試験管エンジンにとっては少々車の重量が重めか。ガイドローラーの位置はもっと前方にあるとカーブコースに対応できそうです。

 

クーラークラス

100Vクーラークラスは100Vを電源とする大気圧空気式スターリング冷凍機の競技部門です。課題のアルミ円柱ブロックを冷やし、5分間以内に室温から10℃温度降下させ、その時に使った電力量の少なさを競います。

左のクーラーは2分半で課題をクリアし、電力使用量は4046Jでした。