土浦工業高校理科研究部

2001年夏 スターリングエンジンカー製作講座 

7月25日〜30日の4日間の午前中、中学生10名がスターリングエンジンカーを製作しました。講座担当は理科研究部の部員です。

連日の暑さの中でしたが、楽しく製作を進め、3日目には全員のエンジンの回転に成功しました。4日目はテスト走行会を行い、直線10mを走るタイムを測りました。平均8秒ていど、最速では6秒の記録が出ました。

講座の様子は後ほど、ビデオ等を交えて紹介したいと思います。

左が今回の手本となったスターリングエンジンカーで、講座の前日に部員全員で分担して製作しました。

昨年のモデルより一回り大きくなり、直径24mm試験管と20ml用注射器を使ったnoBBです。

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となりの部屋では、大人11人が製作会を行いました。参加者は中学校の先生が中心で、その他に高校・大学の先生、公務員の方など、多彩なメンバー。年齢も20代〜50代とはば広く、色々な話を聞くことが出来ました。他県の方も多く、ほとんどが1日コースでの参加でした。

←1日目の様子です。暑いなか、加工に集中してます。

 

 

大人製作会では、主に左のベローズタイプの車が作られました。10ml用PEスポイトを使った車ですが、ベローズがかたく、伸び縮みが小さいので、クランク周りに力がかかり、少しシビアな部分があるのですが、全員が回転させていました。

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大人製作会の中で出た、「ゆっくり走るのがあっても良いね」という声をヒントにbellows1号にプーリーの減速装置を取り付けたのが左の車です。カタカタと元気良くエンジンが回り、のんびりゆっくり車が進みます。ゆるい坂道なら力強く上ります。
 中学生の参加者にも好評でした。

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下図のような簡単な加工で、追加できます。プーリー(大)を省略しても構いません。プーリーをはずせば、フライホィールが車輪になり、本来のスピードで(1m/s程度)で走ります。

参加されたみなさんありがとうございました。

昨年(2000年夏)の講座の様子