土工理科研究部(旧ルアー研究同好会)   2001.6.12 更新

湖沼や河川について

  本校の所在地、茨城県は海、川、自然湖、ダム湖、多数の野池など豊富なフィッシングサイトに恵まれています。普段、何気なく目にしている牛久沼や霞ヶ浦や北浦はオーバーに言えば、遠方の釣り人にとっては憧れの地であったりします。休日のたびに土手沿いには他県ナンバーの自動車がずらりと並びます。
 日本の釣り人は二千万人とも三千万人とも言われています。釣り人口の急増とともに盛んに釣り人のマナーが問題にされます。マナーに気をつけるのは当たり前の事ですが、理科研究部は つぎの2つを提言します。

釣り関連の企業各社へ

「ゴミは持ち帰ろう」などのキャンペーンを口にするだけでは不十分と考えます。つぎのような具体的な行動を希望します。  

 湖沼などへ投入される鉛や撒き餌等の商品販売面での自粛
  ルアーやラインなどの回収をサポートする商品の開発・普及
 このような主旨のキャンペーン等への積極的な後援

バサーの皆さんへ  周辺環境の農薬などによる汚染は深刻です。野池では時々奇形らしきブラックバスが釣れます。巨大な蒸発皿のような野池では、流入した化学物質が物理的に濃縮され、さらに生物によって濃縮されます。最終的には食物連鎖の頂上にいるブラックバスに汚染の結果が現れます。そのことを考えると、私たちの釣りは環境調査でもあるわけです。

 私たち理科研究部では奇形バスの情報を募集し、何らかの集計ができないかと考えています。情報をお寄せ下さい。

 

奇形と思われるブラックバスの報告
96年7月17日、茨城県稲敷郡伊奈町狸穴(まみあな)、狸穴池

この池はゴルフ場に隣接している狭い野池である。

使い捨てカメラなので分かりづらいと思うが、額の部分が扁平にへこんでいる。体長33cm。

 

 

98年8月28日、茨城県新治郡霞ヶ浦町深谷

池は農業用、消防用の溜池で雨水と若干の生活排水が流入している。

上側のバスの尾ひれの付け根が異常に短い。下側のバスは普通のバス。

 

2001年5月21日 黒沢氏(墨田区)からの情報
 毎週私はバス釣りに茨城県や千葉県に行っています。
1.昨年から霞ヶ浦、北浦のバスが激減している事実、やたらに鯉が死んでいるのも見受けています。
2.水戸街道を下って石岡消防署のところを右折(佐原方面)して、しばらく車で走ると芝浦測器のパラボラアンテナが置いてある交差点を左折して200mほど入ったところに、ダムのような野池があり、そこに群れをなして泳いでいる約25cmくらいのバスの中に、体色が真っ黒のバスを発見しています。残念ながら釣ることはできませんでしたが、霞水系のバスの体色とは全く違う色をしています。昨年の夏に発見しています。

 

2001年6月3日 バスプロの初沢氏からの情報
バスは15年以上やっていますので、奇形バスは何匹か釣ったことがあります。そのほとんどが、体の半分>腹から尾びれにかけての奇形です。折れまがっている、頭部の大きさに対し明らかに小さい、このテの奇形がもっとも多いです。頭部付近の奇形は見たことがありません。奇形ではないと思いますが、おでこが異常に出っ張ったバスを釣ったことがあります。また奇形ではありませんが、真っ白いバスを印旛沼で見たことがあります。これは昔タックルボックス誌でも話題になっていました。

 

2001年6月12日 初沢氏の報告

場所 茨城県土浦市 桜川中流域
体長 26cm
腹から尾にかけて曲がっており、模様も途切れています。

初沢氏:「過去にも3回に1回くらいの割合で誰かが奇形バスを釣ってきます。桜川で釣られることが多いです。また情報が入り次第、報告します。」



 

情報をお持ちの方は下記までお知らせ下さい。

 rikaken@@jcom.home.ne.jp  (@を一つ抜いて下さい。)